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【2026年9月版】PassMarket終了、移行先はどう選ぶか|主要5社の手数料を実額で比較

PassMarketからの移行先を探している方向けに、主要5社の手数料を実額で並べました。2026年9月1日時点の各社公式情報にもとづいています。

PassMarketは、どこまで終わったのか

すでに全面的に終了しています。移行の準備をする段階は過ぎました。

時期何が終わったか
2026年6月30日サービス終了。チケットの販売・利用が停止
2026年8月31日チケット管理ツールが利用終了。参加者データのダウンロードもここまで
2026年9月1日チケット検索・購入履歴の閲覧が不可に

※表は横にスクロールできます

※LINEヤフーの公式告知(2025年12月17日発表)による。終了理由は公表されていません。

いま出回っている移行記事の多くは終了前に書かれたもので、「参加者データをCSVでバックアップしましょう」と案内しています。その窓口は8月31日で閉じました。

まだ手元にデータが残っていない場合、PassMarket側から取り出す方法はもうありません。過去に受信した申込通知メールや、会場で使った受付リストなど、PassMarket外に残っている記録を集めるほかないのが現状です。

移行先を選ぶ前に|PassMarketは特別に安かった

移行先を比べる前に、出発点を確認しておく必要があります。

PassMarketのベーシックプランは次の条件でした。

  • 販売手数料 3.564%(税込)
  • 初期費用・システム利用料・振込手数料すべて0円
  • 購入者の負担は0円(クレジットカード・PayPay払いの場合。コンビニ決済のみ別途手数料)

これは他社と比べてかなり安い部類です。どこへ移っても、条件は基本的に悪くなります。

「同じくらいの負担で移れるところ」を探すと、まず見つかりません。負担をどこへ動かすかを決める、という考え方に切り替えたほうが早いです。

【比較表】主要5社の実額

チケット3,000円を100枚(売上30万円)売った場合で並べます。

サービス販売手数料振込手数料購入者1枚
PassMarket(旧)300,000×3.564% = 10,692円0円0円
TicketDive0円145円280円
LivePocket300,000×5% = 15,000円550円165円
TIGET300,000×5.5% = 16,500円550円319円
teket300,000×8% = 24,000円220円0円
Peatix300,000×4.9% + 99円×100枚 = 24,600円210円記載なし

※表は横にスクロールできます

※2026年9月1日、各社公式サイト・公式ヘルプで確認。購入者1枚は3,000円のチケットをクレジットカードで買った場合。TIGETの販売手数料は公式料金ページの表示で、公式ヘルプには「5.5〜16.5%」と記載があります。Peatixは公式に購入者手数料の記載が見つかりません。

PassMarketとの差はこうなります。

サービス販売手数料の増減
TicketDive−10,692円
LivePocket+4,308円
TIGET+5,808円
teket+13,308円
Peatix+13,908円

※表は横にスクロールできます

減るのはTicketDiveだけですが、これは主催者の販売手数料が0%で、購入者が手数料を負担する形が標準だからです。負担が消えたわけではなく、購入者側に移っています。

誰が手数料を払うかで、選ぶ先が変わる

PassMarketは「主催者が3.564%を払い、ファンは0円」でした。この形をどう引き継ぐかで、選択肢が分かれます。

主催者が払い続けるなら|LivePocket

販売手数料の増加が最も小さいのがLivePocketです(+4,308円)。ファンの負担も165円で、転嫁可能な3社のなかでは最も軽くなります。

ただしこの165円は設定に関わらず必ず購入者に発生します。PassMarket時代の「ファンの負担0円」を完全に再現することはできません。

ファンの負担をゼロに保つなら|teket・Peatix

購入者への転嫁ができない代わりに、ファンの追加負担がありません。teketは公式に「クレジットカード支払は手数料が一切かからない」と明記しています。

その分、主催者の負担は最も重くなります(+13,308円/+13,908円)。ファンの体験を優先し、コスト増を主催者側で飲む選択になります。

主催者の手取りを最優先するなら|TicketDive

販売手数料が0%なので、売上をそのまま受け取れます。PassMarket時代より手元に残る金額は増えます。

代わりにファンが1枚あたり280円を払います(3,000円のチケットの場合)。PassMarketでは0円だった部分なので、少し抵抗感を感じるかもしれません。しかし、ファンが手数料を負担する形は近年かなり浸透しており、一般的といえます。

なお、転嫁したときのファンの負担で比べると、TicketDive 280円/LivePocket 315円/TIGET 484円で、転嫁前提ならTicketDiveが最も軽くなります。チケット価格ごとの試算はチケット販売サービスの手数料比較にまとめています。

よくある質問


PassMarketの参加者データを、いまから取り出せますか?

できません。チケット管理ツールは2026年8月31日で利用終了し、9月1日以降は購入履歴の閲覧もできなくなりました。申込通知メールや会場の受付記録など、PassMarket外に残っている情報を集める方法しかありません。


PassMarketより安いサービスはありますか?

主催者の販売手数料だけで見ると、TicketDiveが0%で最も安くなります。ただし購入者が1枚あたり280円(3,000円のチケットの場合)を負担する仕組みです。主催者が手数料を負担する前提で比べると、PassMarketの3.564%より安いサービスは今回の5社にはありません。


無料イベントでも手数料はかかりますか?

5社とも、チケット代0円の無料イベントでは主催者の販売手数料がかかりません。teketは公式ヘルプに「無料チケットの販売手数料は0円」と明記されています。


まとめ

PassMarketは2026年6月30日に終了し、データの取り出し窓口も8月31日で閉じました。移行先を選ぶ段階です。

PassMarketは販売手数料3.564%・振込手数料0円・購入者負担0円という、他社より明確に安い設定でした。どこへ移っても条件は悪くなるため、「同等のサービスを探す」より「負担をどこへ動かすかを決める」ほうが現実的です。

  • 主催者が払い続けるなら LivePocket(増加が最小)
  • ファンの負担をゼロに保つなら teket・Peatix(主催者の負担は最大)
  • 主催者の手取りを最優先するなら TicketDive(ファンが1枚280円)

各社の振込手数料・入金サイクルまで含めた一覧はチケット販売サービスの手数料比較にまとめています。